民主党によって今進行中の事業仕分けですが、
首相が今日、性急な削減を求める仕分けは、
科学技術分野にはなじまない、と発言しています。
私もそんな気がしていました。
先日たまたまネットで仕分けの議論を見ていたときに、
洋上の船からボーリング(試錐)をして、地殻の構造を調べて
地震発生のメカニズムを探ろうという案件を討議していました。
仕分け人からの質問で、例えば、
「船を母港に引き上げている間は、
何故ボーリングの作業は継続できないのか?」
官僚の回答も不十分でしたが、それは、船にボーリングをする
機械を設備しているからです。作業を知っている人から見れば、
あきれ返る質問に、数分を費やしていました。
あの女性議員ではありませんでしたが、船が母港を行き来する間、
作業が止まることを非効率と言いたいようでした。
この仕分け人を責めるつもりはありませんが、はっきり言って、
門外漢が短時間で調査活動を理解するのは無理。
私の専門分野だった資源探査関係も、千三つ(3/1000の確率)と
言われるような仕事ですから、準備から実に息の長い仕事です。
既に日本の資源ポジションは惨憺たるものですが、
この問題を真剣に取り組んでこなかった政治の責任も一部あり、
性急な判断ではなく、じっくりと先を見て事業自体の重みを
理解した上での判断をお願いしたいものです。
勿論、私も無駄をなくす仕分けは大賛成です。
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