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Vancouver Now(11)

世界的な祭典、Vancouverオリンピックが始まっています。

私が家族と共に、96年から5年余りを過ごした街です。

仕事と私生活で、貴重な経験とすばらしい思い出を与えてくれました。

オリンピックを見ながら、思い浮かぶ事柄を書いてみます。

 

オリンピックでは、日本選手が活躍していますが、

メダルにもう一歩の競技も。でも、その真剣な表情と演技に、

私はエールを送っています。

さて、今回はVancouverに残る日本の足跡の話です。

1世紀以上も前の1890年頃に、日本人が移り住んできて、

ダウンタウン東部に日本人街を形成しました。

材木や製缶工場などで働いていたようです。

日本人のコミュニティは、その後の二つの大戦に翻弄され、

第二次世界大戦中は、男子は”Labor Camp”に送られて

拘束を受けました。終戦後2年ほどで、拘束は解かれ、

カナダ政府から市民権の復権と補償が与えられました。

いまでは、その日本人街もさびれて、うらぶれた感じに

なっています。恒例の夏祭りがあるのですが、

盛り上がり欠けているようです。その代わりに、

今では、チャイナ・タウンの力が強く肥大化しています。

また、戦争という面では、第2次大戦開戦時に、日本の

潜水艦がバンクバー島沖にやってきて、艦砲射撃を

行ったようです。カナダ本国が直接攻められたのは、

アメリカとの争いと、この日本の攻撃の2回だけだそうです。

もう一つ、ダウンタウンから南30分の国際空港をさらに

南に10分ほど下ると、小さな漁港Stevestonにぶつかります。

ここに、和歌山の漁師達が移り住み、日本流の漁を行い、

技術を伝えました。今でも、日本名の通りが残っていますが、

ここも日本人と末裔はほとんど居ないようです。

ただ、漁港はしっかり残っていて、波止場に横付けした

漁船から、鮭や海老など、量り売りで買うことが出来ますし、

こ洒落たレストランやみやげ物屋が軒を並べて、

ミニ・フィッシャーマンズ・ワーフを形成しています。

日本人観光客は、ほとんど来ていなかったと思います。

私の好きな、週末のブランチの場所でした。

以上のように、今回のオリンピックで多くの日本の方々が

Vancouverに足跡を残しましたが、”足跡”といった意味では、

はるか昔から日本とは”ご縁”があったようです。

 

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